前後のボールデフを組み立てますよ。
これもやはり、ひどくゴリゴリした作動で、グリスを塗ったくらいではきちんと作動してくれません💦
まずはセンターボールデフでやったように、3.6ミリのドリルでボール穴を拡大します。ボールは3.5ミリ。工業規格のツバキ製スチールボールを使用しました。
しかし、これだけでは、まだキレイに回る感触ではありません…アクスルシャフト(ファイナルシャフトA.B)の金属部品同士が引っ掛かる感じですねぇ。バリや凸凹をキレイにしないといけないようです。
まずは左右のドライブシャフトの嵌合部分を磨いてスルスルにします。
端面の小さなボール(スラストボール、1.5ミリボール×8個)がはまる窪みも磨きます。
その小さなボールを押さえるのは、左右のアクスルシャフトをつなぐ長いプラスのビス(調整ビス)の頭なのですが、この頭のボールが接触するところも磨きます。
どうやらこの小さなスラストボール部分のスムーズさが足りないのが感触の悪さみたいです。ここがある程度ピカピカになったら、金属磨き剤のピカールをスラストボールに塗り込んで仮組みして、スムーズに回る感触になるまでドライバーでクリクリ回します!
この1.5ミリボールは安いものですので、磨き用に使ったら新品に交換しますよ。
これで普通にグリスを塗って組み立てたところ、ちゃんとしたボールデフになってくれました🎵
真ん中の長い調整ビスは、緩み止めがありませんので、ねじ山をわざと何山か潰してやって、締め込みに重さを出して緩み止めとしてみています。
センターボールデフは、先日のブログで使ってみた長いビスをそのまま利用して、スラストベアリングを左右に入れて、ナットはダブルナットにして、緩み対策を万全にしてみましたよ。